Due per la Cucina ~いつもふたりで~

ミラノ・ヨーロッパを中心に、訪れたお店のご紹介をしていきます。

パリに行くなら是非行って欲しい、ラセール

お題「ちょっとした贅沢」お題「もう一度行きたい場所」

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パリで本当にオススメしたいところ

挙式したパリには1週間滞在したんですが、
前の記事のように悪い思い出もあれど、良い思い出の方が沢山ありました。

特に、ここだけは紹介させていただきたい。
本当に素敵なレストランに巡り逢えました。

Restraunt Lasserre

HP: https://www.restaurant-lasserre.com/en/

17 Avenue Franklin Delano Roosevelt, 75008 Paris, France
TEL: + 33 (0)1 43 59 53 43
営業: 昼 12:00〜(木・金曜のみ) 夜 19:00〜(火曜〜土曜)
定休日: 日曜、月曜
予約:要
ドレスコード:有り(男性はジャケット着用)

オススメ度:☆☆☆☆☆(料理だけなく、サービスもこれぞ一流店)
店の雰囲気:☆☆☆☆☆(単なるレストランかと思いきや・・・)
予算:一人200ユーロ〜(飲み物次第で上がります。)

行き方:
パリ8区の中心部で、セーヌ川近く、グラン・パレ / Grand Palaisの向かい。
Franklin D. Roosevelt駅(メトロ1番、9番)から、徒歩3分260m。
Champs-Élysées - Clemenceau駅(メトロ1番、13番)から、徒歩4分300m。
この辺りは、一通りも多くて夜も安全です。
また、西側はホテルも多いので、近くで宿泊の際も便利です。

 

実は我々は、挙式の後のパーティー会場として、使わせていただきました。
別ブログの方に、妻が投稿しております。

パーティーの後、お店の方が大変素敵な方々だったのと、
まぁよくありがちな、当日食べたご飯が美味しいのにしっかり味わえなかった、
そーんな理由で、この高級なレストランに、数日後も予約入れて訪問したのです。

店内の様子

パーティーの下見の時に聞いていましたが、
こちらのレストラン、通常の営業は1階(日本でいう2階)の大広間でサーブし、
パーティーは地上階(日本の1階)で開かれるという分け方。

今回は通常のディナーなので1階(日本でいう2階)に通されました。
つい先日挙式したばかりというのを知っているので、
さも当然かのように全体が見渡せる、素敵な席に座らせていただけました。
些細な気遣いが本当に嬉しいですね。

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私は結構カジュアルめで行きました、白ジャケットに、ベージュのチノパン。

うーーーーーーん・・・

スーツの方が良かったかも。
(もしくはチノパンより、スーツのスラックス。)
場違いでは全くないですし、恥ずかしくもないんですが、少し思った事です。

 

さてさて、ここで面白いのが、この天井・・・

 

なんと開くんです。

 

開く、というのは聞いていましたが、案外早めに開いてくれました。
ちなみにこれが、開いた時の写真。

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お隣がドイツ大使館で、ちょうど現在リノベーション中。
お空にクレーン車が生えてますし、あと生憎の曇り空だったので、
残念ながら、満開の美しさではありません。

でもレストランなのに、ちょっとしたオープンテラスで食べているような、
この開放感は、すごくたまりません。
幸い、雨は降らずでしたので、最後まで天井は開放したままでした。

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(夜はこんな感じ) 

料理について

さて、お料理の話をします。

まず、渡されたメニューに笑ってしまいました。
その値段ではなく、対応に、です。

私と妻へ、渡されたメニューは一緒なんですが、なんと、

 

 

妻のメニューには値段が書かれていない。

 

なるほど、こういう心配りというのもあるんですね。
これは恐ろ・・・いや、素晴らしい。

 

また、ミシュランで星が付いてるようなお店なので、
当然ワインメニューは幅広く、もちろん高級どころピンからキリまで。

ちなみに、各コースそれぞれを選んでも良いのですが、
コース料理4皿、デザート2皿のテイスティングメニューもあります。
また、そのメニューにさらにワインをつけたコースもあります。

我々は、ワイン付きのコースを選びました。
(フ、フランスワインはさっぱり分からないんだよ。)

 

さてさて、料理の写真を貼っていきますね。

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実は最初のコースは怖気づいて、撮影せず。
このマカロニは、中に黒トリュフとフォアグラが詰められていて、
さらにとろけたチーズが乗せてある、本当に頬がとろける料理でした。
今でも味を覚えています!

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ガチョウのお肉です。臭みなどは一切ありません。

お肉は焼いたものを目の前に持ってきて、
その場でカットしてから、ソースを添えてサーブしてくれました。
肉汁とソースがすごくいい感じですよね。

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切ってくださったのが、ホールダイレクターの方でした。

ちなみに我々が行った時はなかったのですが、
タイトルの写真が示すように、この店の名物は鳩のフォアグラ詰め料理です。
実はパーティーで食べまして、これがすごく美味しかったのです。
残念ながら味わえずでしたが、次回また味わえたら。

 

すみません、デザートの写真はありません。
4つのコースで既に我々のお腹は一杯、
デザート2皿は堪能するだけで、撮影する余裕はありませんでした。

ちなみに名物デザートで、クレープシュゼット / Suzette crepesがあります。
(残念ながら、テイスティングメニューには無いようです。)
色んなテーブルでオーダーされており、お隣さんのを少し撮影させていただきました。

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目の前で燃え盛るところを見せてくれますが、それはオーダーしてからのお楽しみ。

 

尚、お食事が終わった後、必ず女性客にはギフトがあります。

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こんな小さなパンです。
意味があるのか分かりませんが、とても可愛いですよね。
毎回変わるそうで、中にはコレクターもいらっしゃるそうですよ。

 

いかがでしょうか。

確かに、少しばかりか値が張ります。
私も普段であれば、敬遠するような場所かもしれません。

それでも、このレストランとしては相応しい価格です。
寧ろ、払っただけの価値は必ずあります。
折角のパリ、美味しいフランス料理を味わうのであれば、
一晩限り、最高級の料理と雰囲気をご堪能されてはいかがでしょうか。 

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レストラン地図